「図書館の自由に関する宣言」をテーマに、資料収集・提供の自由を掲げる図書隊と犯罪を助長するとして悪書を検閲しようとするメディア良化委員会との間で起る抗争の合間合間にラブが入る。
図書館、マスコミ、PTA、警察など、それぞれが己の信じるもののために動いたり、戦ったりする。
ペンは剣よりも強しというな、と。
本やペンは思想で、思想のためには命かけられてしまうものなのだな、人間は。
図書館を含め、どんな組織の内部も一枚岩ではないのだけれども、それも含めて、こういう派閥確かに存在する。表立って意見表明などしないけれども、普段話をしていれば思想はその人の言葉の端々に表れてくるわけで。
下記の宣言は、公共図書館には必ず壁とかどこかに掲げられていると思います。図書館に行く機会があったら探してみては?
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図書館の自由に関する宣言 1979年改訂(主文)
図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。
この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し、実践する。
第一 図書館は資料収集の自由を有する。
第二 図書館は資料提供の自由を有する。
第三 図書館は利用者の秘密を守る。
第四 図書館は全ての検閲に反対する。
図書館の自由が侵されるとき、我々は団結して、
あくまで自由を守る。
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