パリに行きたくて、アルバイトのお金を貯めている高校卒業間近のグレース。グレースの母親が再婚した相手の連れ子は大学生のメグ。グレースはバイト仲間のエマとパリに行く予定だったが、母親とその再婚相手から、メグも一緒にパリ旅行に行くようにと、ファーストクラスのチケットまで渡される。グレースもメグも嫌々だったが、しぶしぶ従う。
グレースが予約した格安パリツアーはせわしなく、ルーブル美術館の滞在時間も20分。いつもツアーバスに乗り遅れそうになる3人。メグはサクレクール寺院で素敵な男性に出会った。エッフェル塔で再会するが自己紹介もそこそこにバスを追いかける。しかし、バスは行ってしまった。
ケンカし、折りしもの雨でずぶ濡れになった3人は、行き当たりばったりに入った高級ホテルのトイレでグレースそっくりのセレブリティが電話で話しているところに出くわす。友人からマジョルカ島に誘われている。モンテ・カルロでチャリティオークションに参加予定だが、母にバレないように、ホテルをチェックアウトしないですぐに出かける、と答えているグレースそっくりのセレブリティ。グレースが個室に入っている間、メグとエマは顔を見合わせる。セレブリティが行ってしまうと、メグとエマは先ほどのセレブリティそっくりになるよう、グレースの髪型をアップにする。
ホテルの人も何も疑わずスイートルームに案内してくれる。その後は、迎えに来たモンテカルロ行きのプライベートジェットに乗って、なんと、モンテカルロへ。
スイートルームに積み上げられたトランクを一つずつ開けていく3人。メイク道具のトランク、ドレスのトランク、ハイヒールのトランク、バッグのトランク、などなど。そして最後にあけた小さなアタッシュケースには、なんとブルガリの推定300万ドルのネックレス。このネックレスをチャリティオークションにかけて、学校を20校建てるのだと、新聞に書いてあった。
エマは王子からクルーズに誘われたり、メグはパリで会った素敵な男性に再会したり、グレースはオークションを開催する財団の御曹司テオといい雰囲気に。
旅行に、恋に、なりすましと盗難の容疑に、ドタバタ忙しい。
途中、お目付け役のセレブリティの叔母であるアリシアになりすましを見破られるが、チャリティだけは最後までやらせてくれと懇願するグレース。20校の学校だけは建てたい、何か役に立つことに関わりたいと、セレブレティを演じ切ることを誓う。
チャリティオークションで全てを告白し、テオを落胆させ、パリに帰ったグレースはボランティアを始める。エマはテキサスに置いてきた恋人と仲直りし、メグは出会った男性とマチュピチュ旅行へ。
そして、グレースの恋にも続きがあったのです。
旅行、で検索したら出てきた映画。おすすめです!
『恋するモンテ・カルロ』 セレーナゴメス主演 トーマス・ベズーチャ監督 20世紀フォックス 2011年