ドヴォルザークの交響曲第9番。第二楽章は『遠き山に日は落ちて』などの歌詞がつけられて、下校や夕方の放送などによく使われている。ベートーヴェンの第九などとともに日本人に最も親しまれている交響曲とのこと。第四楽章からなっている。ベートーヴェンの第九の第四楽章、合唱付きもそうだけれど、最も盛り上がる第四楽章が好き。第四楽章だけでもリピートで聞いていたいけど、第一楽章の初めのささやきも、第二楽章の郷愁も、第三楽章のだんだん盛り上がっていくところも、全部がサビといってもいいぐらいメロディアス。
ドヴォルザークはワグネリアンでもあったらしく、ワーグナーかと思うような壮大な旋律や、ニーチェを彷彿とさせる哲学的な旋律も。聞いてるだけで賢くなったような錯覚が。そして、何か生産的なことをしなければならないような強迫観念にかられる。試験前の勉強のお供によいかも!?
この曲はドヴォルザークがニューヨークの音楽院の院長に就任するため渡米してから作曲されたそう。新世界、はアメリカのことだそうです。
CDはお膝元、チェコの指揮者ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団による、『新世界交響曲』初演100年記念コンサート・ライヴ録音。
『ドヴォルザーク:交響曲第9番≪新世界より≫』 ヴァーツラフ・ノイマン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1993年 日本コロンビア