まず、冒頭のこのシーンいる!?
人に紹介したいんだけど、このシーンのせいで大いに憚られる。
ここは置いておいて。
あとは全部素晴らしかった。
まず、清掃員とマンションの住人という立場の対比。
老婆が高級腕時計の思い出を語るところ。
おとぎ話のような2人の関係性。
老婆への手土産をさんざん悩んで、苺を持っていくところ。
工作の出来上がりの幻想的なシーン。
この男性優しいな。
これ、映画化されたら絶対見に行きたいんだけど、まず冒頭のシーンがあるから、そこが問題。よっぽど親しくないと誘えないよね。
『百の夜は跳ねて』古市憲寿著 新潮社 2019年