バッグを失くして途方に暮れる女性と、バッグを前に途方に暮れる男性。男性は女性のバッグに入っていた手帳を読んで、女性に興味を持ってしまう。
何とか知恵を駆使して女性宅を突き止め、勇気を出して!?留守宅に入るが、、、
と、普通に聞いたら相当怖い話だけど、本を読んでいると、なぜか男性を応援したくなってくるから文学は不思議。
しかし男性も、さすがにヤバいだろ、とハッとして留守宅を去る。
あとは、読んでからのお楽しみ。
同じ著者の『ミッテランの帽子』もおすすめ。
お洒落なストーリーなんだな、こちらも。
『赤いモレスキンの女』アントワーヌ・ローラン著 新潮社 2020年