食べて祈って恋をして


ジュリアロバーツ演じるニューヨーク在住の主人公はある日、何の喜びも感じなくなっている自分に気づく。

パートナーシップを解消し、全財産も放棄して、全ての荷物を一つの箱に収めて倉庫に預け、自分探しの旅に出る。

「そんなに簡単に!?」と観ている人は思うかもしれないけれども、こういう瞬間は意外と誰にでも訪れるのかもしれない。

イタリアで食べまくり、「何もしないこと」に罪悪感を感じないように自分自身と過ごす。ローマ帝国を築いた初代皇帝の墓、アウグストゥス廟を訪れた時、物事の変化をポジティブに受け入れるようになる。

自分自身の内面が変化する時、いずれ環境も変化する。きっとそれはとても自然なこと。主人公は過去に対する執着をなくしていく。

インドでは祈り、奉仕活動をし、自分を許すことを学ぶ。「沈黙の行」をやろうと決心した矢先、海外からの客をもてなすお世話係の役を仰せつかる。いつの間にか、自分自身を許せるようになっていた。

さて、バリでは恋をする。

またまた、「そんなに簡単に!?」と観ている人は思うかもしれない(笑)

この映画、ノリは軽くて、シリアスタッチではないのだけれども、大事なことは皆詰まっている気がする。

現代社会では、人は風邪をひくようにうつ病になる、とか、精神科にかかる、と言われている。もっと、自然の中を訪れた方がいいのかも。インドやバリの大自然を見ているだけで癒される。日常生活に自然が足りないのかも。自分自身を労わる時間も。

一年もの何もしない期間を必要とする前に、定期的に自然の中に出かけないと、なのかも。あ、また効率を考えてしまったけれども。。。

イチジクと生ハムが食べたい。赤ワイン飲みたい。あと、カルボナーラとマルゲリータ食べたい。そして、サイズの大きなジーパンを用意する(笑)

『食べて祈って恋をして』ライアン・マーフィー監督 ジュリア・ロバーツ出演  

ソニーピクチャーズ 2010年


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